映画

「ぼくはうみがみたくなりました」

この空白の数ヶ月。

脳のMRIを撮ったことが一番のニュースでしょうか。あれです。脳の輪切りの写真。初めてでした。写真を見ると、あぁ、この頭には本当に脳ミソが入ってたんだなーと安心しました。

どうもここ数年、強いめまいに襲われることがあるのです。今回の症状はそんなでもなかったのですが、なにしろ厄年だし、大事をとってMRIに踏み切ったわけです。結局、異状はなくて、やはり三半規管のほうに原因がある様子。あぁ、なんかやめましょう、病気の話は。

とにかく元気に人並みの生活を送っています。

で、この空白の数ヶ月の間、演劇活動もしておりました。といっても今回は映画です。監督、助監督、カメラ、照明etc…たくさんのスタッフに囲まれながらする演技は、舞台とは違う緊張感がありました。そして演劇人ならではのダメなところも全開。

たとえば小道具。カットの声がかかるたびに、また元の状態に戻す。舞台ではこれ基本。ところが映画というのは、それは役者ではなく、スタッフの仕事のようです。つまり私は毎回スタッフの仕事を奪っていたというわけで…。なんでもかんでも自分でやる舞台とは違って、映画では「役者さん、入りまーす!」「役者さん、スタンバイお願いします」などなど…大切にされている感があって、かえって恐縮してしまいました。と同時に我が身を振り返ると、劇場入りしてから「やくしゃーぁ!!」と叫んでいる自分…。でも役者とスタッフが対等な関係の演劇のほうが、なんだか居心地がいい気がしました。慣れもあるかな。

もう一つ。映画はフレームに入るものがすべて。はっきりいえば、フレームに入らないものはどうでもいいってこと。演劇ってそれありえない。すべてがお客さんに見えてるから、嘘やごまかしってきかない。撮影中「いいよ、そこ映らないから」という声が聞こえるたび、なんか残念な気持ちになるのは私だけのようで。あぁ、演劇人。でも丸一日、いい体験をさせてもらいました。

映画つながりで。今日「ぼくはうみがみたくなりました」という映画を見てきました。自閉症の青年と周りの人々のお話です。あまり書くとネタバレになってしまうので控えますが、最後のシーンに感動して思わず涙しました。私は障害児と関わる仕事をしているので、自分と重ね合わせてしまうのですね。見事に話に入り込んでしまいました。障害について知らない人にとっても知るきっかけとなる、わかりやすい話だと思いました。上映期間はたしか今月までと短いのですが、機会があったら見てもらえるといいなぁと思います。

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